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U-11 長野FCガーフJr.


ストレッチ講習会

月 日
平成20年8月31日(日)
場 所
古牧公民館

来る8月31日、古牧体育館で、パーソナルトレーナの森本浩之さんによる ストレッチ講習会が開催されました。
この日はSBC杯と重なっていましたが、小生、個人的にも興味深かったので 参加してみました。
「ストレッチ講習会」という名で想像するに、どんなストレッチが効果的か、 等々をお教えいただくものと思いましたが、「予想をはずれた」非常に勉強に なる興味深い内容でした。
内容を何名かの方にお話ししたところ、興味を持っていただけたようなので、当サイト をお借りして、少しでも内容をお伝えしようと思います。
なお、イベントについては、当クラブ「イベントコーナー」で レポート されていますので、ご覧下さい。


パーソナルトレーナー 森本浩之氏による
「ストレッチ講習会」MEMO

1.ストレッチと準備運動
2.外傷と障害について
3.アイシングについて
4.青少年のレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)
5.おまけ

1.ストレッチと準備運動
Q:練習や試合の時にケガをしてしまう要因は下記のうちどれか?
 A.静的なストレッチを入念に行う。
 ⇒解説
  静的な(われわれがよくやる)ストレッチでは筋肉の温度が上がらない。
  肉離れやアキレス腱損傷などを起こし易い人は特に注意!!

・筋肉を伸ばす: ストレッチ
 筋肉を縮める: 筋トレ

・「静的ストレッチ」:
 縮めた筋肉を伸ばすことで、固くなるのを防ぐ。
 筋肉は温かい時ほどよく伸びるので、練習後や入浴後に縮んだ筋肉を元に戻すことを目的に行う。
 形・姿勢・ポーズで覚えるのでなく、どこ(の筋肉)が伸びているのかを意識して行うことが大事。

◎練習前・試合前に必要な準備運動は?
目的:
 ・筋温の上昇を行い、筋の粘性を低下させる(間接の準備)
 ・呼吸や心臓の準備を行う
 ・動きのリハーサルを行う 等々
 ⇒走り回ったり、ボール遊びなどでもいい。「ブラジル体操」などは適している。
  試合前・練習前に本当に必要な準備運動は、関節が大きく動いているかどうかがポイント。
 ⇒試合前の静的ストレッチは短時間でよい。伸ばしても15秒程度でとどめておく。
  試合の1時間前には終了させておく。

◎動的ストレッチのポイント
 @肩甲骨を動かす  A肋骨を動かす  B骨盤を動かす  C股関節を動かす  D背骨を動かす

Q.試合と試合の間が何時間も開いたり、合宿の昼休み後の再開などでのクールダウン/ウォームアップはどうすべきか?
 A:その都度、ダウン/アップを行うことが好ましい。
   が、子ども達の体力も考えなければいけないので、たとえばダウンは軽いウォーキングにとどめる等、適宜判断する。
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2.外傷と障害について
◎外傷と障害の違い
・外傷: 転倒や衝突など運動中に突発的に起こるもの
   ⇒MRIやレントゲンを用い、医師による適切な判断が必要で、治療には手術が必要な場合もある。

   ⇒とりあえず冷やす・圧迫(後述)
    まずは整形外科などにかかる。
    整骨院では、X線等でなければわからないことが発見できない。
    整骨院や治療院は、「医師」による診断後の治療などに使う。

・障害: 過労や使い過ぎが原因による慢性的に起こるもの
   ⇒練習量の調整や休息・アイシング・ストレッチ・トレーニング等で改善されることも多く、早めの対応で悪化させることを防ぐことができる。

◎捻挫について
 ・腫れるのは5〜6時間後
 ・捻挫したときの対応
  ○すぐ動くのをやめて冷やす!    ⇒回復を早め、早期復帰につながる
  ×痛くてもちょっと我慢すると動ける。⇒他の細胞に影響して後に尾を引く
 ・とにもかくにも、すぐに冷やす!!

◎オスグッドについて
 ・発症要因
  @スポーツを熱心にやっている(オーバートレーニング)
  A急激な成長(急に身長が伸びた)など
 ・治療法
  @運動前後に行うストレッチ、運動後のアイシング
  A身体の使い方の改善
  B痛みのひどいときには安静
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3.アイシングについて
◎アイシングの目的
 準備運動として、クールダウンとして、次の日の筋肉痛予防として
 障害・外傷の応急処置として

アイシングがもたらす早期復帰の仕組み

◎「二次的低酸素障害」とは
  〜「腫れ」「痛み」のメカニズム

二次的低酸素障害のメカニズム

「赤くなる」=「血液量増加」   ←とにかくすぐに冷やす!!

◎RICE処置とは…
 R: Rest=安静
 I: Ice=冷却
 C: Compression=圧迫
 E: Elevation=挙上

RICEとは


 ポイント!
 ◆20分間はそのままにして、2時間に1回のペースで続ける。
  継続的に24〜72時間は続ける。(休みは、表皮温度が周囲の温度と同じになるのを目安に)
 ◆応急処置にはアイスパック(氷のう)が一番!
  湿布薬は初期のアイシングを終えて、夜、就寝する時、ケガから2〜3日後、腫れは引いたがまだ痛みが残っているときなどは有効。
  コールドスプレーも表面ほどは冷却効果が少ないので、是非とも「一家にひとつ、アイスパック」を!
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4.青少年のレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)
Q.青少年が筋力トレーニングをしてもいいのか?
  A.結論からいうと、筋力トレーニングをした方が非常に身体に良い影響を与えます!
    しかし、筋力トレーニングをするには、効果や危険性を理解した上で行う必要があります。

《ご参考サイト》(森本トレーナーからご推薦いただいたわけではありません)
・NSCAジャパン発行資料
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5.おまけ
◎自分の身長はどのくらいまで伸びるのか?
  男子の身長=(父親の身長+母親の身長+13)÷2+2
  女子の身長=(父親の身長+母親の身長−13)÷2+2
  (プラスマイナス2センチ)
 あくまでも目安です。運動や食事・睡眠により算出された数値より高くなる可能性はあります。
 ※ちなみに私(←森本トレーナー)ははるかに超えています。10pも多く伸びています。

◎青少年のサプリメントは?
 ・あくまでも「栄養補助食品」として活用するのがいいと思う。
  食事で摂るのが大前提。食事で足りない時にのみ補う。
 ・「サプリメント症候群」… 普通の食品が消化できない。
  「食品摂取」⇒「消化」⇒「吸収」というプロセスが存在する!
  発育途中の青少年が、「『消化』プロセス不要なもの」をカラダに入れないほうがいい。
 ・ご参考: 「タマゴ」=「完全食」 必須アミノ酸のバランスがよい!


当日の資料(PDF)ご希望の方はメールにてご連絡下さい。
(クラブ関係者のみ) こちらまで→

講演会の様子(当クラブ サイト)


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